葬儀に参列をすると、会葬礼状などと一緒にちょっとした品物をもらうことがあります。その時に袋などが渡されることがあるかもしれませんが、その中に小さな包みが入っているかも知れません。よく見るとお清めの塩と書かれてあるのが分かるかもしれません。
その名の通りで、袋の中に入っています。一般的には食品として使われますが、知らない人だとそれを食事用に使おうとするかもしれません。それは少し誤った使い方になります。日本では仏教と神道が良く知られています。
お寺と神社です。葬式といえば仏教式で行われることが多いかもしれませんが、実は清めの塩は元々は神道の儀式で使われるものとされています。死を穢れとして扱う考えのため、それを祓うために使うとされています。体を清めるために使うものとして渡されます。では仏教ではどうかですが、仏教では死を穢れとして扱いません。となるとそもそも必要なさそうです。宗教によっては渡さないところも多いです。日本では仏教と神道の考えが入り混じることもあり、渡されたのであればそれに対応した作法で扱うのが良いと言えるでしょう。自宅に帰ってきたら、玄関をまたぐ前に行います。袋からつまみ、胸に持ってきます。そしてその後に背中にかけ、最後に足下にかけるようにします。かけた後ついていればそれを払っても構いません。背中などは自分では行えないかもしれないので、家族などに行ってもらっても良いでしょう。宗教を重んじる場合には行わないこともあります。